2011年5月10日火曜日

2011年 春 ねっこぼっこへの思い~

本腰を入れて森のようちえん活動を始めて 8度目の春がやってきた。
毎年 年頭に 初心に戻り、感謝の気持ちを忘れないように振り返ろうと思っている。

8年前、我が子を自然の中で育てたい
「我が子のために、本腰を入れて自主保育をしよう。仲間を集めよう」
と思い立ち、毎日育児サークルの仲間と自然の中で過ごしていたら、
「普通の幼稚園・保育に入れないで我が子をここで育てよう!森のようちえんをつくろう」
そんな素朴な母親の思いから 森のようちえん ねっこぼっこは始まった。

知識もノウハウも何もなかったけど
でも、我が子と同志がいた。
それで十分だった。

その後、試行錯誤しながら、形になってきた。
でもその形は変わり続ける。
その変化に戸惑いながら苦しみながら対応し、
時には、大事なものを頑なに守り続ける。
多くの出会いと別れを繰りかえし
今のねっこぼっこがある。

普段のねっこぼっこは、穏やかで心地良い。
しかし、時にはとても残酷で、試練を与え続け、私たちみんなを苦しめる。

もう嫌だ! 
気持ちが萎えて、何度もさじを投げたくなる。
続けるって、本当に大変なことだと痛感する。

でも、ねっこぼっこには温もりがある
言葉では伝えきれない、心に感じるやさしに溢れている。

ここが、私の居場所。
ここがみんなの帰る場所になったら、私は嬉しい~
未熟な私はねっこぼっこに育ててもらいながら、巣立っていったみんなが またここに帰ってくるのを待ちたい~
ここで踏ん張り続け、こうして私はここにいる~


さて、2011年度の保育は、年長5人の子どものそれぞれの育ちをしっかり見極めたい。
なにか、ねっこぼっこの保育の大事なヒントがここにあるような気がする。
今からとても楽しみである♪

去年何度も話題になっている、大人の役割分担。
今年は、行事をひとつひとつ丁寧におろしてみようと思う。

いつも思うことはたくさんあるけれど、実はできることは(私は)案外少ない。
だから ゆっくりだけど、少しずつ欲張らないで、心をこめて より良いねっこぼっこになっていく努力をしていきたいと願っている。

毎年、ご縁を頂いているみなさんのいろいろな力があって
少しずつ、よりよいねっこぼっこになっている。
私はそう確信している。

園長 織田

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