2012年2月11日土曜日

2/3 冒険の先には・・・

すんなりみんなの行き先が決まった・・・そんな一日の始まりでした。
「秘密の道へ行く!」


寒さ厳しい日はちびっ子チームはちょっと心が折れてしまいます。

それとは相反して・・年中年長はパワフルで・・・。
なので、分かれていくことに。

道のない藪の中を行こうとしてる子ども達・・・。
年中、年長と一緒に行動することとなった保育当番母2人は・・・・・
道を知りません。

園児「大丈夫!あっちゃんがつけた目印あるから!ほら!!」

・・・教えられたそれは、頼りないビニールの紐で・・・
(え!!これ?!だいじょうぶうううう???)
と・・・心の不安は大きくなるばかりなのに、子ども達は行く気満々。
(え?!行くの?ほんとに?え~!!!!!!)

そんな気持ちを知られたら、子どもは不安になるだろう・・。
ここは、平然を装って、とにかく子ども達を信じて付いて行ってみるか!


「人数確認!」
「お前は前、Sちゃんは真ん中、Mは後ろな!」と年長を中心に不思議と連帯感が生まれています。

「目印ありました~!」
「はーい!」
そんな掛け声が飛び交い、後ろでは年中MIとRiがちびっこT君を助けてたり・・・。
「あ~!ここ見たことあるから、あってる!あってる!」
「この木あったもん!」

・・・・・のぼり切ったら知ってる道にたどり着き!!!
「すごーい!ここに出るんだね!」


雪が残っている場所では
「わあ!銀世界!」


年長Mah「みて~!ペロペロキャンディ~!」
それにつられて、他の子もまねしてたり・・・。

その後も留まる気配もなくどんどん進み・・・
結局、お山の頂上まで・・・


やり切った爽快感をみんな感じているのかな・・・。
 
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山の上から見える街、都会のビル郡・・・。

ここでは、時間がゆるやかだけど、あそこではとてつもない早さでいろんなことが動いているんだそうな・・・。

毎日の外での活動・・・。
暑い日、寒い日、雨の日・・・。
そんな過酷な中、わざわざ外に行く意味があるんだろうか・・・。
そう、思われることもあるだろう。

けどね・・・子ども達はそんな毎日を過ごしていくうちに季節を肌で感じて、
本来人間が持っていたんであろう、なくなりかけた感覚を呼び覚ましていることを感じた。

私のような凝り固まった頭では、答が一つしかないって感じてしまう。
正しいことを探してしまう。

子ども達の‘いたずら’を‘悪’ととらえず、クスッと笑える大人になりたいと・・・・・・・
お山のてっぺんで、下界に広がる街を見ながらそんなことを思ってみました。

この子達も、いつかビルの中の大人になる日がくるでしょう。

その時にね・・・
ふっと窓から山を見て、ようちえん時代のことを思いだして笑ってくれたらいいなあ。
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この冒険の続きのお話は・・・・・またいつか・・・。
 
(I&M母)