2019年6月13日木曜日

森ひろば 火曜コース 「流れる時 成長する子ども達」


森ひろば 火曜コース
「流れる時 成長する子ども達」

雨のお散歩が多い火曜コース。
この日は晴れた暑い日だったので
水の流れるところで遊ぶことにしました。

池の鯉を見たりしながら少しお散歩して、
チョロチョロと水の流れる小川に到着。
水量がちょっと少なめだね。


子ども達は岩を流れ落ちるミニミニ滝に群がったり
坂の上から小川に向かって木の実を転がしたり
葉っぱを流したり、思い思いに遊んでいました。


去年の秋から継続して参加してくれている、Sくんと少し遊んだときのこと。
Sくんが小川の石の上を歩きながら、ちょっと足がツルッとなって
「ここはすべるから、やめとこう」ってボソッと呟いたんです。
私はそれを聞いてビックリ!

Sくんと冬の間何度もお散歩したけれど、
「はっぱ?」とか
「どんぐり?」とか
「あっちー?」とか
まだまだ片言が多かったんです。
それが、春の間ちょっと会わなかっただけで
「ここはすべるから、やめとこう」なんて、
現状を把握して自分の行動を冷静に判断する台詞を呟くもんだから
おばちゃん、ホントにビックリしたわよ!
「どんどん大きくなっちゃうんだなー」と
よその子なのに嬉しいやら、せつないやら。

4人の子の母で、ねっこぼっこでも何十人も子ども達を見てきたわけだから
子どものそんな成長は何度も目の当たりにしているのだけれど
やっぱり毎回ビックリしちゃいます(笑)
予測してないときに見ると余計にね。
前年度の後期に参加してくれていたお子さんは、この春、
幼稚園に上がる年齢の子がほとんどだったので、
みんなおしゃべりも達者だったし、けんかもちょいちょいしていたね。
そんな中、1つ年下だったSくんとNくんが、
今は同い年のお友達や年下の子達と  お散歩しています。
あと数回しかないけれど、子ども達がどんなふうに関わり合っていくのか、
毎回  楽しみにしています。


何を見つめて、何を感じているのかな

お弁当のとき、Nくんのお母さんが、幼稚園や保育園に入園した子達とときどき 
会っていると教えてくれました。
ねっこぼっこの森ひろばが、子育て仲間との出会いの場になれたなら、
それはとても嬉しいことです。

どこでどう子どもを育てるかの選択は、人によって理由も事情もさまざま。
森ひろばのお散歩で森の魅力とねっこぼっこの保育を知ってもらって、
そのままようちえんの仲間になれたら、
もちろんそれがいちばん嬉しいことですよ。

でも、たとえそうならなくても、春から夏にかけて、あるいは秋から冬、
ときには年間を通して一緒にお散歩しながら、
子育てについておしゃべりしたり、
お互いの話を聞き合ってお母さん同士もよく知り合ったり、
自然に癒されながら我が子とのんびり過ごしたりできる、
そんな場を提供できただけでも十分素敵なことなんじゃないか。
3月の最後の森ひろばで、
ときには涙ぐみながら気持ちを伝え合うお母さん達を前にして
私はそんなふうに思っていました。

みんな楽しく園に通っているかな。
元気でいてくれるといいな。
お母さん達も、笑顔で毎日頑張ってるかな。
また会えるといいな。


そのときはまた、「ちっちゃいクモさん」を一緒に歌いましょう。

ねっこぼっこ母 ちえ

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