2013年7月12日金曜日

交わること。

久しぶりに、にじみ絵を描きたくなった。

子どもの気持ちに寄り添うことと、子どもの気持ちを律することの、葛藤を感じながら

いざ
筆を手に塗り始めると
色と色の境界線に
色を塗ることに
違和感を感じた

絵を描くことが苦手な私は
いつも色を落とすだけだが
なぜか今日は
色をぬりたかった

普段
子どもたちが行っている作業だが
私には
なぜか、こんなに抵抗を感じた

にじみ絵の作用の中に
色と色が交わる過程には
人と人が交わる作用があると聞いたが
今私はその意味が身を持って感じている
にじむ色と人との関係に
何か通じるものがあると
私は感じる

人と交わることは
簡単なことではない
勇気がいるし
覚悟もいる

不思議と
自然と仲良くなれる人もいる

人と人の境界線には
自然と奏でる色もあれば
力が入り、思うような色がでないこともある


ここにいる子どもたちは
物心つく前から
にじみ絵をして
色と色が交わることを
体感している

大きくなっても
人と交わりを恐れず
人との関わる自然色を楽しみ
味わって欲しいと
願う


園長 織田

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