今年年少さんは6名。全員男子!
入園式から2か月、にぎやかな園生活を送っています。
年少YUくん。
人懐っこくて、いつも元気いっぱい遊ぶ男の子。
親子登園の時は、リュックも持たない、靴も履かない、帽子もかぶらないの3拍子がそろう男の子。
一人で登園するようになって、リュックは持てるようになりました。
次に、帽子もなんとかかぶれるようになりました。
でも、靴はなかなかはくことができない時がありました。
特に水にぬれた靴を脱いでもう一度はくときなど、一度くつをぬぐとそのまま裸足でいることが多いのでした。
「へびやむしさんにぱくっとされて、けがをすることもあるから、くつははこうね。」
YUくんのお母さんもいいました。
スタッフもいいました。
ほかのお母さんたちもいいました。
くつを履いていない姿をみるたびに 、みんなから声を掛けられましたが、色々な理由をつけて自分ではこうとしない日々が続いていました。
(そのほとんどは、命にかかわるけがをしてしまうので大人が促してはかせました。)
年少YUくんのお母さんが「うちの子、いつ履くようになるんでしょうか?」というと、
園長をはじめ、お母さんたちは「大丈夫!必ず自分からはく日がくるから・・・!」
そして、その日はやってきました。
帰りの全体報告中で、
「今日、YUくんが自分でくつをはいていました!」
YUくんのお母さんもスタッフもお母さんたちも「おぉ!!」という驚きと喜びが響きました。
入園して2か月、ついにその時が来たようです!
時には大人が子どもへ「こうしてほしいこと」を伝えるとき、
「その通りにすぐ動くことができる子=いい子」で、
「すぐできない子=わからないダメな子」で、
「なんども言わせないでよ~。」なんて思うときもあります。
しかし、子どもは成長段階にあり、それぞれの時期があるように感じます。
「こうしてほしい」ことがあるならば、その子にはできる力があると思いながら、ただ伝え続けることをしていく。
また、ここではこのような出来事から、大人も自分のもっているものさしに気付くことができます。
それに気づくために必要な、環境、仲間、絆があると感じることをできると思います。